Monospace

in Yokohama

HipChat コマンド集

f:id:nyumi:20140510094154p:plain

 

Atlassian社のHipChatは仕事上のインスタントメッセージのやり取りに特化したアプリケーションサービスです。

クライアントは英語版しかありませんが、至極シンプルなので誰でも簡単につかいこなせます。メッセージはもちろん日本語で送受信できます。

 

今日は HipChat クライアントで使える便利なコマンド & TIPS を紹介します。本家のマニュアルはこちら

コマンド

コマンドは下記のようにスラッシュ付きでメッセージ入力欄に直接入力すればOKです。

f:id:nyumi:20150424202754p:plain

コマンドは

  1. ルームに対する操作
  2. 自分の状態に対する操作
  3. メッセージに対する操作

の3つの種類があります。

1. ルームに対する動作

コマンド動作
/join <room name> 指定した既存のルームに入ります (ネィティブクライアントでは動作しません)
/part  現在のルームから退出します
/topic <new topic> トピックを変更します

f:id:nyumi:20150424203637p:plain

2. 自分の状態に対する操作

自分の状態を変更し、他のメンバーにコミュニケーション可能かどうか伝えます。HipChatには 4つの状態 (Available - 連絡可, Away - 離席中, Do not disturb - 取り込み中,  Unavailable - 連絡不可) があり、Unavailable 以外はコマンドで変更できます。引数の<message>の指定がない場合はデフォルトの状態メッセージ(Available/Away/Do not disturb)になります。

 

自分や相手の状態と状態メッセージは、左のPEOPLE欄・ルームのメンバー一覧・プライベートチャットの相手の名前の下に表示されます。

コマンド動作
/available <message> 自分の状態をAvailable (連絡可, f:id:nyumi:20150424211620p:plain)にします。メッセージを指定するとそれを状態名として表示します。
/away <message>  自分の状態をAway (離席中,f:id:nyumi:20150424211641p:plain)にします。メッセージを指定するとそれを状態名として表示します。

f:id:nyumi:20150424210112p:plain

/dnd <message>

自分の状態をDo not disturb (応答不可, f:id:nyumi:20150424211732p:plain)にします。メッセージを指定するとそれを状態名として表示します。

オフラインになると、Unavailable (f:id:nyumi:20150424211655p:plain)の状態になります。

f:id:nyumi:20150424211833p:plain

 

 3. メッセージに対する操作

コマンドの真価が発揮されるのは下記のメッセージのフォーマッティング操作でしょう。

コマンド動作
/code <message> メッセージをコードシンタックスハイライトで出力します。

f:id:nyumi:20140510094803p:plain

/quote <message> メッセージ等幅フォントで表示します。

f:id:nyumi:20140510094950p:plain

/clear 現在のルームの会話履歴をクリアします。ログ自体は消えないのでご安心を。
/me (または/em) <message> 灰色のテキストで自分の状況を表現します。名前+メッセージで表示されます。ルーム入退出時のお知らせメッセージと似ています。

f:id:nyumi:20140510095010p:plain

s/置換対象の言葉/置換後の言葉 直前のタイポ(打ち間違い)を訂正します。最初にマッチしたもの1回のみの置換です。ただし、1分以内にしないといけません。

f:id:nyumi:20140510095043p:plain

#<16進のカラー表記> 16進数のウェブカラーの見本を表示します。 f:id:nyumi:20140509023543p:plain

終わりに

HipChatのコマンドですが、コマンドでタイポをすると恥ずかしいので(そのままメッセージに出てしまうので)自分はルーム操作や状態操作のコマンドについてはあまり使っていません。

f:id:nyumi:20140510095448p:plain